
オスプレイは中国や北朝鮮にとって”危険”なもの
2012.07.22 Sun
「沈思黙考」より一部抜粋
全文はこちらから
http://chinshi.blog102.fc2.com/blog-entry-133.html
<オスプレイは中国や北朝鮮にとって”危険”なもの>
確信犯的に問題を大きくしようとしている人たちも多分いるでしょう。アメリカと敵対する可能性のある国(あるいはアメリカの同盟国と敵対する国)にとって、オスプレイの性能は脅威で”危険”だと感じるでしょうから。
CH-46Eがオスプレイに置き換えられると、アメリカ海兵隊の行動可能半径が一気に広がることになります。たとえば沖縄県の普天間基地に配備されると、中国や台湾まで届く。山口県の岩国基地からなら、北朝鮮まで届く、というように。

そして、なにかと話題の尖閣諸島にも十分に届きます。最近も、尖閣諸島が日米安全保障条約の対象である、ということがあらためて確認されています。
→尖閣は安保条約適用対象 米政府高官、中国けん制
中国の国営放送ではオスプレイ配備について、ずばり「尖閣防衛が目的」という報道をしているようです。最大の目的?かどうかは知りませんが、日本の安全保障にも影響があることは確かです。
→「日本にオスプレイを配備する最大の目的は、尖閣防衛支援」by中国メディア
中国が尖閣諸島を狙おうとした時、すぐさま反撃が来るとなるとうかつには手が出せなくなる。中国にとっては、オスプレイの配備が強力な抑止力として働く、と感じているのでしょう。さらには中国と台湾の関係、北朝鮮と韓国の関係にも影響してくる問題で、東アジア全体の安全保障にもかかわることになります。
北朝鮮が日本に届くミサイルを配備すると、ミサイルを向けられた日本人にとっては”危険だ”と感じるのと同じようなものです。オスプレイが”危険”だというのも、周りの国から見た”危険”のことなのかもしれません。
中国や北朝鮮の息のかかった活動家が騒ぎ始めて、マスコミが取り上げる。そして事情をよく知らない一般人がそれに乗せられるという、よくある扇動パターンです。
<一体どこの誰の安全を守りたいのだろう>
少なくともアメリカ側は安全性に問題はないと判断しているようで、最近も大統領随行スタッフの乗るCH-46ヘリをオスプレイに置き換えることが決まっています。2008年には、現アメリカ大統領のオバマ氏がイラク訪問した際にオスプレイに乗ったこともありました。
→オスプレイ、米大統領スタッフらの移動に活用へ ホワイトハウス上空で運用
そして騒音の影響に関しては、オスプレイの方がCH46よりも静かだということです。オスプレイに置き換えられれば、基地周辺の騒音被害も少しは低減できるかもしれません。オスプレイに反対して現状の機種を使い続ける、ということは、今のレベルの騒音で我慢しろ、と言っていることになります。
→MV-22オスプレイ環境アセスメント米西海岸基地の騒音評価
もしオスプレイ反対を叫んでいる人が本当に「住民の安全を守りたい」と考えているのであれば、オスプレイより事故率の高い機種の反対運動をした方がいいのではないかと思います。
あるいは、そもそも普天間基地の存在が危険なんだと主張して、辺野古沖への移設を実行しろと訴えるのもいいでしょう。もしも「フクアンがある!」のなら、「最低でも県外! 国外!」と主張し続けてもいいと思います。腹案といっても思いつきではなく、アメリカ側が受け入れるような現実的な案でなければ交渉にもなりませんが。
その場合は安全保障に影響が出ることになるので、どうやって日本の領土と周辺国の安定を守るのかも考えて欲しいところではありますが。せめて理屈の通る反対をしてもらいたいところです。
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<オスプレイは中国や北朝鮮にとって”危険”なもの>
確信犯的に問題を大きくしようとしている人たちも多分いるでしょう。アメリカと敵対する可能性のある国(あるいはアメリカの同盟国と敵対する国)にとって、オスプレイの性能は脅威で”危険”だと感じるでしょうから。
CH-46Eがオスプレイに置き換えられると、アメリカ海兵隊の行動可能半径が一気に広がることになります。たとえば沖縄県の普天間基地に配備されると、中国や台湾まで届く。山口県の岩国基地からなら、北朝鮮まで届く、というように。

そして、なにかと話題の尖閣諸島にも十分に届きます。最近も、尖閣諸島が日米安全保障条約の対象である、ということがあらためて確認されています。
→尖閣は安保条約適用対象 米政府高官、中国けん制
中国の国営放送ではオスプレイ配備について、ずばり「尖閣防衛が目的」という報道をしているようです。最大の目的?かどうかは知りませんが、日本の安全保障にも影響があることは確かです。
→「日本にオスプレイを配備する最大の目的は、尖閣防衛支援」by中国メディア
中国が尖閣諸島を狙おうとした時、すぐさま反撃が来るとなるとうかつには手が出せなくなる。中国にとっては、オスプレイの配備が強力な抑止力として働く、と感じているのでしょう。さらには中国と台湾の関係、北朝鮮と韓国の関係にも影響してくる問題で、東アジア全体の安全保障にもかかわることになります。
北朝鮮が日本に届くミサイルを配備すると、ミサイルを向けられた日本人にとっては”危険だ”と感じるのと同じようなものです。オスプレイが”危険”だというのも、周りの国から見た”危険”のことなのかもしれません。
中国や北朝鮮の息のかかった活動家が騒ぎ始めて、マスコミが取り上げる。そして事情をよく知らない一般人がそれに乗せられるという、よくある扇動パターンです。
<一体どこの誰の安全を守りたいのだろう>
少なくともアメリカ側は安全性に問題はないと判断しているようで、最近も大統領随行スタッフの乗るCH-46ヘリをオスプレイに置き換えることが決まっています。2008年には、現アメリカ大統領のオバマ氏がイラク訪問した際にオスプレイに乗ったこともありました。
→オスプレイ、米大統領スタッフらの移動に活用へ ホワイトハウス上空で運用
そして騒音の影響に関しては、オスプレイの方がCH46よりも静かだということです。オスプレイに置き換えられれば、基地周辺の騒音被害も少しは低減できるかもしれません。オスプレイに反対して現状の機種を使い続ける、ということは、今のレベルの騒音で我慢しろ、と言っていることになります。
→MV-22オスプレイ環境アセスメント米西海岸基地の騒音評価
もしオスプレイ反対を叫んでいる人が本当に「住民の安全を守りたい」と考えているのであれば、オスプレイより事故率の高い機種の反対運動をした方がいいのではないかと思います。
あるいは、そもそも普天間基地の存在が危険なんだと主張して、辺野古沖への移設を実行しろと訴えるのもいいでしょう。もしも「フクアンがある!」のなら、「最低でも県外! 国外!」と主張し続けてもいいと思います。腹案といっても思いつきではなく、アメリカ側が受け入れるような現実的な案でなければ交渉にもなりませんが。
その場合は安全保障に影響が出ることになるので、どうやって日本の領土と周辺国の安定を守るのかも考えて欲しいところではありますが。せめて理屈の通る反対をしてもらいたいところです。
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