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羅援少将が予告していた尖閣占領計画

2013.11.27 Wed
昨年6月に当プロジェクトで字幕をつけた映像が、zakzakで紹介されました。



11月23日、中国は一方的に尖閣を含む日本の領空を、防空識別圏に設定しました。
「月刊中国」の発行人である鳴霞さんによると、江西省の第二砲兵部隊基地から、100両余りの軍用車両が出ていったと、中国国内の複数メディアが報道しているとのことです。


このミサイルの移動について、実は昨年6月の時点で、羅援少将が「尖閣でのミサイル演習」をテレビで予告していたと、zakzakの記事では紹介されています。


◆中国、尖閣にミサイル発射情報 年内にも軍事演習か 「部隊」が異例の大移動
(2013/11/26 zakzak)
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131126/frn1311261810009-n1.htm


(一部転載)
 こうしたなかで流れるミサイル発射情報について、前出の佐藤氏は「対日強硬派として知られる人民解放軍の羅援(らえん)少将が昨年7月、香港のテレビ番組に出演して、尖閣に関する『6大戦略』を発表した。この中に、ミサイル発射が含まれていた」と明かす。

 このテレビ番組は、動画投稿サイト「ユーチューブ」でも見られる。

 羅少将は、(1)釣魚島(日本名・尖閣諸島)を、中国の行政区域「中国台湾宜蘭県釣魚島鎮(=町)」とする(2)不明確な領海の基線を設定(3)釣魚島を軍事演習区とし、ミサイル実験を行う(4)日本の海上保安庁に対抗する国家海岸警衛隊の設立(5)開発集団(=企業)を設立し、石油探査と漁業、旅行を担当(6)世論を味方に付ける-などと語っている。

(転載おわり)

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人民日報論文への反論(3)

2013.05.11 Sat
(人民日報5/8論文)
二、釣魚島は古くから中国の台湾の附属島嶼である

 中国の歴史文献の記述から、「釣魚島は台湾の附属島嶼である」との事実は明確で間違いない。明朝の嘉靖四十四年(1565)に「日本国への宣諭使」鄭舜功が撰述した『日本一鑑』は澎湖諸島から釣魚島を経て琉球、そして日本へ至る航路を明確に記録。このうち釣魚島は中国の台湾に附属するとして「釣魚嶼、小東小嶼也」と明記している。小東島とは当時の台湾の呼称である。この航路は釣魚島と台湾など島嶼間の地理関係を正確に記録しているのみならず、釣魚嶼が台湾の附属小島であることを明確かつ誤りなく指摘している。『日本一鑑』は政府文書としての性質を備えた史籍であり、明朝政府が釣魚島列島が台湾に属する小島群であることを早くから確認していたことを反映している。


<反論>

「日本一鑑」の絵はこちら。



とても「釣魚島と台湾など島嶼間の地理関係を正確に記録している」とは思えない、子供の走り書き程度の海図だということがわかる。

1.「小東」は台湾ではなく、日本近海の意味

「小東」とは台湾のことであると中国側は断定しているが、「小東」とは台湾のことではなく、マテオ・リッチが命名した日本の東方海中の「小東洋」という海域のことである可能性がある。

マテオ・リッチが作成した「坤輿万国全図」(明、万暦三十年・1602年)という地図には、赤道よりやや北、現在のハワイ付近の海中に「大東洋」としるされ、赤道の南の大洋洲の海中に「寧海」と誌してあり、日本の東方海中に「小東洋」、ポルトガルの西方海中に「大西洋」、インド西方海中に「小西洋」と誌してある。小東洋とは西洋人の伝えた概念で、明代から清代に至るまで使われた概念である。

『日本一鑑』の著者である鄭舜功は中国人であり、日本に3年滞在したに過ぎない。
船の中で「小東洋の小嶼」(=日本近海の小島)という言葉を聞き、「小東」は「小琉球(台湾)」と同じ意味を表すと誤解し、明に帰国した後に、台湾の附属島嶼と勘違いしたまま「日本一鑑」を執筆した可能性も指摘されている。

2.当時の台湾を「小東」と呼んだ痕跡はない
専門家の研究によると、当時、台湾のことは「小琉球」とは呼ばれていたが、「小東」と呼んだ痕跡は見当たらない。


3.当時の台湾には政府がなく、台湾が領土を統治する能力はなかった

また、仮に「小東」が台湾を指すとしても、この当時の台湾には統一政府が存在していなかった
島を統治する政府がなく、そもそも統治能力がないのであるから、魚釣島を台湾が統治していたはずがない。
したがって、「台湾の附属島嶼」というのは、台湾が統治する台湾領土である島という意味ではなく、地理的に台湾に近い島という程度の意味であったはずだ。

このことは、今回、いみじくも人民日報論文が今回、根拠として引き合いに出している浜川今日子氏の論文「尖閣諸島の領有をめぐる論点」で指摘されている。
(※ 浜川今日子「尖閣諸島の領有をめぐる論点」PDF ⇒ http://www.ndl.go.jp/jp/data/publication/issue/0565.pdf )

人民日報論文への反論(2)

2013.05.11 Sat
(人民日報5/8論文)
つまり日本政府は長い間、釣魚島の領有権を公に主張しなかったのである。明治天皇は1896年3月の勅令第13号「沖縄県ノ郡編制ニ関スル件」において、釣魚島を明確に組み入れていない。だがこの勅令は日本側によって釣魚島の領有権を有する根拠の1つと見なされており、明らかに世界の人々を欺くものだ。

<反論>

※参考

沖縄県ノ郡編制ニ関スル件(明治29年勅令第13号)

第一条 那覇首里両区ノ区域ヲ除ク外沖縄県ヲ画シテ左ノ五郡トス
  島尻郡 島尻各間切久米島慶良間諸島渡名喜島粟国島伊平屋諸島鳥島及大東島
  中頭郡 中頭各間切
  国頭郡 国頭各間切及伊江島
  宮古郡 宮古諸島
  八重山郡 八重山諸島


1896年の勅令「沖縄県ノ郡編制ニ関スル件」において、釣魚島を明確に組み入れていないというが、その前年の1895年、(明治28年)1月14日の閣議で尖閣諸島の領有が正式に決定された時には、魚釣島の名前がきちんと入っており、尖閣諸島の無人島を沖縄県の管轄に組み入れると記されている。





この時、尖閣諸島は「八重山諸島」の一部になったため、翌年の勅令では、尖閣諸島は八重山諸島に含まれているのであって、釣魚島が翁私県の群編制で組み入れられなかったわけではない。



人民日報論文への反論(1)

2013.05.11 Sat
一、馬関条約及びその第2条に関して

 馬関条約第2条第1項、第3項は遼東半島と澎湖諸島の地理的範囲を明確に定義している。ではなぜ「台湾全島及び其の附属諸島嶼」についてのみ記述を曖昧にしたのか?日本側の公開した馬関条約関連の交渉議事録の記述から、日本政府が条約で台湾の附属島嶼の処理を曖昧に処理した魂胆が見えてくる。

 1895年6月2日に「台湾受け渡しに関する公文」に署名する前、台湾の附属諸島嶼がどの島嶼を含むのかが双方の討論の焦点となった。当時の日本の水野弁理公使と清政府の李経方全権委員との間の討論の摘要が日本の公文書館に保管されており、濱川今日子著『尖閣諸島の領有をめぐる論点』に見える。会談で李は日本が後日、福建省付近に散在する島嶼も台湾附属島嶼と見なして領有権を主張することを懸念し、台湾所属島嶼に含まれる島嶼の名を目録に挙げるべきではないかと尋ねた。水野は「島嶼名を列挙すれば、脱漏したものや無名の島があった場合の問題を避けがたく、日中いずれにも属さないことになり不都合だ。台湾の附属島嶼はすでに海図や地図などにおいて公認されており、台湾と福建との間には澎湖列島の『横はり』があることから、日本政府が福建省付近の島嶼を台湾所属島嶼と見なすことは決してない」と応答した。日本側の姿勢表明に鑑み、李も逐一名を挙げずに処理することに同意した。
水野の発言は、日本政府が台湾の附属島嶼についてすでに公認の海図や地図があることを認めていたため、台湾受け渡しに関する公文に釣魚島列島を列挙する必要はなかったことを示している。この点から見て、日本政府は事実上釣魚島列島が台湾の附属島嶼であることを認めていたのである。なぜなら、釣魚島列島は公認の海図や地図で早くから中国に属すことが明記されていたからである。

<反論>

 1.中国が引用している浜川今日子氏の論文「尖閣諸島の領有をめぐる論点」の結論は、1895年までに日本で発行されていた地図では尖閣諸島が日本領と明記されていたことなどの論拠をあげ、「条約締結時、日本と清はともに尖閣諸島が日本領であるという前提で議論していた」と結論づけており、今回の人民日報論文とは正反対の結論になっているが、そのことにはまったく触れず、都合のいい部分のみを抜き出して引用しているに過ぎない。

2.「日本政府は釣魚島列島が台湾の附属島嶼であることを認めていた」とし、その根拠として「釣魚島列島は公認の海図や地図で早くから中国に属することが明記されていた」とあるが、実際はこのまったく逆である。


まず、清朝の台湾地図には尖閣諸島が記載されたことがない。

清一統志臺灣府圖(1812年)には、尖閣諸島が領土として記載されていない。


《噶瑪蘭志略》附圖(1835年)にも、尖閣諸島は記載されていない。


1838年のこの地図にも、釣魚島の名前はない。


噶瑪蘭廳地輿全圖(1852年)にも、記載がない。


清より以前の台湾地図にも、「尖閣諸島が記載されていない台湾地図」(⇒ こちら)は山ほど出てくるが、尖閣諸島が描かれた台湾地図は、一枚も発見することができない。

5月8日の人民日報論文では
日本政府は事実上釣魚島列島が台湾の附属島嶼であることを認めていたのである。なぜなら、釣魚島列島は公認の海図や地図で早くから中国に属すことが明記されていたからである。」と
断言するが、「尖閣諸島が台湾に附属している」という地図は発見されていない。

1947年、1948年の台湾の地図には、魚釣島は記載されていない。⇒ 地図画像一覧へ
1955~1962年の台湾地図には、魚釣島が記載されていないどころか、魚釣島は台湾ではないと教科書に記載がある。 ⇒ 画像はこちら


台湾当局が1955年に発行した公文書の中では、釣魚島を琉球群島の一部分と表記している。
日本名  中国名  面積(平方キロ)
魚釣島  釣魚台  3.82
久場島  黄尾嶼  0.90
大正島  赤尾嶼  0.06
北小島  北小島  0.31
南小島  南小島  0.40
沖の北岩 沖の北岩 0.05
沖の南岩 沖の南岩 0.02
飛瀬   飛瀬   0.01








「尖閣防衛宣言」を読み上げた船が、中国船に追い回される!

2013.02.21 Thu
尖閣諸島の領海に18日に侵入した中国公船が、周辺にいた民間の漁船、第十一善幸丸を1時間半にわたって執拗に追跡していたことが19日分かりました。八重山日報が報道しました。

◆執拗に地元漁船追跡 領海侵入の中国公船 狙いは「拿捕」か 尖閣海域
八重山日報 2013/02/20
名嘉全正船長(54)は「巡視船がいなかったら、拿捕(だほ)されていたかも知れない」と証言した。中国の攻勢が続く中、尖閣周辺で安心して操業できなくなっている現状が、改めて浮き彫りになった。

乗船者によると、午前7時半ごろ、接続海域に中国の海洋監視船「海監46」「海監50」「海監66」の3隻が姿を現し、海保の船も入り乱れ、緊張した雰囲気に包まれたという。 3隻は8時55分ごろから領海侵入。海保からは「中国船が来たので、北小島の北に移動してほしい」「速度を上げて領海外に出てほしい」などと連絡が入った。

海保の巡視船2隻は、中国公船から第十一善幸丸をガードして航行。午後7時ごろ、第十一善幸丸が無事、石垣港に到着するまで守り続けたという。

名嘉船長は「巡視船がいなかったら、中国公船に進路をふさがれ、止められていただろう。そこまでやるのかという感じだ」と振り返った。

中国公船の狙いは領有権主張を目的とした地元漁船の拿捕だったのかという問いには「そう感じた」と話した。
(八重山日報より一部抜粋)


21日の朝日新聞も、「中国公船、日本漁船を「追跡」 尖閣周辺領海で1時間半」として、この事件を報じています。(⇒ http://bit.ly/XzVdmW )

名嘉船長はこれまでにも、報道関係者を乗せて何度も尖閣沖へ船を出していたとのこと。
実は昨年9月20日、習近平に対し、「尖閣防衛宣言」を読み上げるべく、沖縄・九州防衛プロジェクト長の矢内筆勝(現・幸福実現党党首)と、プロジェクトメンバー2名を尖閣沖まで運んでくれたのも、この「第十一善幸丸」でした。



第11善幸丸 船長と
   第十一善幸丸          名嘉全正船長と

船長と2

名嘉船長は今月中旬、尖閣諸島海域で安心して操業できる環境づくりを推進しようと、漁業者約30人に呼び掛け、「尖閣で漁をする海人の会」(名嘉全正会長)を結成したばかり。その矢先の今回の事件でした。

⇒ 「尖閣で安全操業を 漁業者が「海人の会」結成(八重山日報 2013/02/21)

本来、尖閣海域は日本の領海です。
にもかかわらず、日本の漁船のほうが中国船におびえて、逃げ回らねばならない状況になっています。

「尖閣で漁をする海人の会」では今後、尖閣のインフラ整備や燃料費の補助などを政府に求めて、要請行動などを行うとのことです。

 「中国を刺激しないように」という理由で、日本の漁船を尖閣領域から排除すれば、中国船はより一層、大量の船や軍用機を投入し、我が物顔で領海侵入を繰り返すでしょう。
燃料費の補助があれば、もっと多くの漁民が尖閣まで船を出して漁をすることが可能になります。日本漁船を尖閣から遠ざけるのではなく、多くの漁船が安全に日常的に漁ができるようになることが、石垣漁民の願いでもあります。

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